「その呪物がどんな効力を持っているかよりも、その呪物がどうやって誕生し。どのように伝えられてきたかが重要である。」Salonアルハル館主

呪物(じゅぶつ)とは

呪物とは、呪跡から出た念(おもい)が宿ったもの。人間の強い感情や意志、信仰、あるいは特定の儀式や出来事によって“特別な力”を帯びたとされる物品を指します。その力は「呪い(まじない)」により「守護」や「加護」をもたらすものもあれば、「災厄」をもたらすものもあり、文化や信仰体系によって位置づけはさまざまです。

【アルハル館主の定義用語】

呪跡→呪構と呪物から構成されたもの。念が発生する起点。
呪構→呪法または呪術により、土地に直接残された呪いの儀式などの痕跡。
呪法→自然的な呪い。人為を介さないもの。
呪術→呪法を人工的に、特定の目的で再現した呪い。

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1. 魔術(Magic「世界を変えること」

定義: 超自然的な力を扱い、現実世界に変化を起こそうとする行為や体系。

目的: 願望実現、霊的存在との交信、占い、呪術、守護や攻撃など。

性質:信仰や象徴、儀式を重視する。体系は多様で、宗教的要素と結びつく場合もある。

魔法=より広く「不思議な力」「常識を超えた現象」を指す言葉。自然界に潜む「理(ことわり)」としての意味合いを持ち、体系的な呪式よりも「奇跡」「力そのもの」に近い。

 

2. 錬金術(Alchemy「自分と物質を変えること」

定義: 物質変化の探求を通じて、自然の秘密や人間存在の完成を目指す学問的・神秘的実践。

目的:物質的には「卑金属を黄金に変える」試み。精神的には「完全なる人間」や「不老不死」を目指す。

性質:化学の前身ともされ、観察や実験を伴う。同時に、象徴や隠喩(賢者の石、四大元素など)を通じて精神的修行を表す。

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【よくある質問】

Q01.「占いはできますか?」

よく聞かれますが、当店はお断りしています。
その理由は、お客様の人生に対して責任を持つことができないからです。

占いというものは、軽い助言や気休めのように受け止められる一方で、
相談する人にとってはとても大きな意味を持つ場合があります。
ときに、人生の選択や人間関係のあり方にまで影響を及ぼすこともあるのです。
(近年、導くためのものではなく占いを運命を操作・強要する方もおられます)

しかし、未来は一つに決まっているものではなく、その人自身の選択や行動によって常に変化していきます。
もし占いによって「こうすべきだ」と断定的に伝えてしまえば、
その人の自主性を奪ってしまう危険があります。

さらに、万が一その言葉を信じて行動した結果、不幸なことが起きても、私はその責任を取ることはできません。
そのような無責任な立場に立ちたくないという思いが、占いをしない理由なのです。
助言を参考にするのは、ひとつの手段ですが、人生は本人自身が切り拓くものだと考えています。


Q02.「すぐに効果が出る呪物が欲しい」

当店は、お渡しすることはできません。

なぜなら、呪物は本来、時を超えて積み重ねられる祈りや願いを宿す器であり、
一瞬の奇跡を売り渡すための道具ではないからです。
その力は、持ち主の心と調和し、日々の営みの中で静かに芽吹き、やがて流れを変えていくもの。
即効性を求めれば、その精妙な働きは損なわれ、むしろ魂を曇らせてしまいます。

また、もし「すぐ効く」と信じて全てを委ねてしまえば、自らの意思と行いを手放すことになります。
結果が望むものと違ったとき、その失望はさらに深い影を落とすでしょう。

呪物とは、未来を保証するものではなく、持ち主自身の内なる力を呼び覚ます媒介です。
だからこそ私は、拙速な効き目を約束するのではなく、あなた自身が運命と向き合い、
歩む力を見出すための支えとしてのみ、呪物の存在を尊びたいのです。